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平成26年 アズコムの応援ありがとうございました!
2014 / 12 / 31 ( Wed )
ドーモです!

気が付けば大晦日です。
皆さんも年越し準備などの気忙しさから解放された頃でしょうか。
ボクはまだまだ仕事に家事に山積みですイエイV

振り返れば
アズキとコムギの入厩が1月30日の大安でした。実質上馬主としての実感を持つようになったのはこの日からです。
それまでは生産牧場に預けてあり、アズキとコムギからしてみては、何回か見かけたことや触れられたことがある人でしかなかったと思います。

厩舎へ通い、だんだん彼女らがボクを認識してくれていくのが分かるようになりました。
それに比例してどんどん愛情も深まり、さらに大切な存在となっていきました。

朝調教も体験しました。寒さでかじかむ手足、カッチカチに凍った馬●ん。各厩舎のや騎手の取り組み姿勢の違い、馬の扱い方など、見えないようで見えてきます。

馬房の掃除もやりました。早朝とはいえ真夏に5~6房やったら2キロやせました。餌の食べ方や量、汚し具合や排せつ物の量など様々で、ここから日々の体調管理などを行っていることも学びました。

ブラッシングなどの基礎的なケアもし、自分で道具も揃えました。当初はおっかなびっくりに触っていたボクでした(平静を装っていましたが・・・)ので、自分でも驚いています。

本やネットなどで少しでも彼女らのためになることはないかと勉強もしました。ばん馬の情報は少なく難儀もしますが、乗馬との共通項などを探し、また、社会に於ける馬のあり方を考えることもしました。

自身の馬主としての考え方の根幹を構築するには、見聞のみに頼らず、自ら学び、そして実際に経験してみて、身を以ってみなさんのご苦労を知ることが必要なことであると考えています。
とはいえ、預託厩舎のみなさんには好き勝手をさせてもらいご迷惑もおかけしました。この時間があったからこそ理解できたことが多くあったと感謝しております。
アズキレース臨む



ばんえい競馬は明日から正月五日間連続開催です。
年内も29日まで開催してましたからね。
関係者のみなさんには休みがホンっとにありません。

おかげさまの感謝の気持ちを忘れずに平成27年度を迎えます。

みなさま良いお年を~!
コムギレースを終えて

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アズキとコムギ 新年一発目
2014 / 12 / 31 ( Wed )
みなさんコンニチハ。

アズキは次走が17走目となり 1月3日(土)第二競走 12:00発走
騎乗予定は前走に引き続き安部憲二騎手です
コムギはまだまだお休み。復帰第一戦で勝利を挙げる初夢を見る脳内予約中デス。

アズキは安定感が増してきました。前走も障害を一番で降りて、さあ・・・、さぁ・・・あ、あれ?って。障害の不安はなくなりましたが降りてからが課題ですね。もういっちょC-5クラスでがんばりMAX。

コムギはほんと持ってる。近くにいるボクらが驚くらいです。
ファンのみなさんに早く良いお知らせができることを厩舎の方々と願っておりマス。

※二歳馬(明け三歳)クラスはA~Dクラスで、付されるアルファベットや数字が若い方が上位クラス。最上格はA-1クラス。

エッもう!と、ちょっと驚いちゃったんですが、そういえば馬って、年が明けると一斉に三歳とされるんですよね。

ばんえい競馬の番組編成(レースの構成)上でも三歳と表記され、成長はうれしいけれど、これから試練も多くなるんだろうな~となんだか複雑な気分です。


当日、帯広競馬場へお越しいただけない方は当ページにリンクがあります「ばんえい十勝オフィシャルサイト」
の動画配信 インターネットライブ&VOD より、当日のライブ映像はもちろんのこと、過去レース映像もご覧いただけます。

サイト画面内、中央上の方にあるテレビ画面のような部分の下にボタンがあります。また、画面右側にあるカレンダー部分からもご覧いただけます
http://www.banei-keiba.or.jp/
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11 : 20 : 59 | お知らせ:所有馬出走 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
アズコム年内最終戦
2014 / 12 / 23 ( Tue )
みなさんコンニチハ。

アズキは次走が16走目となり 12月28日(日)第一競走 12:10発走
騎乗予定は前走に引き続き安部憲二騎手です
コムギは治療に専念中。ぜったいにまたあの末脚みせてやるからみんな待っててね。

アズキ~ 相棒のコムギのためにも良いカタチで締めくくってや!C-5クラスでイッテキマス。

この日の10Rメイン競走は 第16回ヤングチャンピオンシップ
体調管理も運もそのすべてが勝負の内。
もう振り返らず、次なる目標を定めゆっくり共に歩んでいこう なぁコムギ。

※二歳馬クラスはA~Dクラスで、付されるアルファベットや数字が若い方が上位クラス。最上格はA-1クラス。



当日、帯広競馬場へお越しいただけない方は当ページにリンクがあります「ばんえい十勝オフィシャルサイト」
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コムギのいま
2014 / 12 / 23 ( Tue )
平成26年12月21日朝のコムギ ゆかさんより
コムギの心配をしていただいているみなさん こんにちは
全国各地からFBなどであたたかいお言葉をいただきとても励みになります

新しい薬の投与が始まってから、厩舎のゆかさんよりコムギの写真と共に様子について丁寧にご連絡があり、現時点では下痢や熱発はなく、食欲もあるとのことです。

本日はニューキロン系の抗生物質の点滴投与が始まって三日目を迎えました。
現時点では懸念していた副作用もなく、先ずは一安心なのですが、投与をしている内はいつその副作用に見舞われるか予断を許さないところでもあります。

写真からもお分かりの通り、現段階で瀕死の重傷などとそういった訳ではありませんが、副作用が怖く、当初よりこの薬は使いたくないと考えていた薬を投与せざるを得なくなり、これで効果が現れなければ思い当たる薬がないといわれている現在、治療に関しては獣医を、そして看護については厩舎のみなさんを信頼し、ただただ副作用がなく、新しい薬物投与の効果が現れてくれることを祈るだけです。

もちろん考えたくもありませんが、コムギにとって最終的な治療になるやもしれないという現実を目の当たりにし計り知れない不安を抱くことになり、諸々勘案してその治療開始前に本件事故概要について事実を公にいたしました。
結果として事故発生から相当の期間が経過した後の発表となってしまいました。

事故からまもなくして、多くの方々から事故態様やコムギの容態についてのお問い合わせ、また、お見舞いのお言葉などを頂戴しておりましたが、事故当初から事を荒立てたくないとの思いでおり、誰かの事を責めるつもりもありませんでしたので、それらにお応えすることから、あらぬ風聞へと発展し、本件事故に関与する方々に何かしらの不利益が及ぶことになってはいけないと考え、詳細をお伝えすることは極力控えておりました。もちろん厩舎の方々にも本件事故については緘口をお願いしておりました。

いくら自身のこととはいえ、良い話題ではない一部の業界事情を語るということにはもちろん抵抗がありますし、分別が付かない訳でもありません。正直なところとても悩みもしましたし、いまでもすっきりしないなにかがあるのは事実です。
事故より約1ヶ月半に亘り沈黙を守っていたところから察していただけると嬉しく思います。

業界の慣例では、何か事があると当事者間にて内々で解決することが多いようです。
交通事故に例えると、警察にも届けず当事者間で示談する、こんなイメージでしょうか。
双方の合意が為されれば解決方法として悪いことではありませんが、結果として双方が納得感を持てなければ、やり取りの中で違和感や軋轢が生じ、それらが不満となり、尾ひれがついて噂となっていくことになります。

私自身も過去の様々な事故や事件について、いろいろな方々からお話を伺ったことがあります。
中には事実に反していたり、誇張されたものもあるでしょう。人には解釈や見解の相違があって然りですから当然なんですよね。でも、そこが風聞の恐ろしいところだとも感じております。

そういった事を回避したかったので、悩んだ挙句、本件については馬主協会とばんえい競馬振興室へ相談に行きました。
主催者である振興室さんのご担当者から事故報告の手続き方法を伺いましたので、然るべき手続きを踏んでおくべきと判断し、事故検分に至ったのです。

事故概要の公開に際して、私の主観や感情などを交えることなく見聞したことを整理し、事実のみ記載するよう心掛けました。




実は、事故概要以外にもみなさんに知ってもらいたいことがあります。


それは厩舎のみなさんによって、コムギが毎日どういった看護を受けているか。
そして、この事故がもたらしたもうひとつのことについてです。

私が情報発信を控えている以上、外部の方には事故概要や事故のその後について知られる訳もありませんから、日々の看護といっても、みなさんは知る由もないでしょう。
中には預託厩舎に対して不信感を持たれた方もいらっしゃるかもしれません。
諸々の事情が分からなかったでしょうから致し方のないことだと思います。


繰り返しとなりますがコムギは重傷です。いまこの時点では、四本脚で歩けるようになるか否かすら分かりません。

獣医にとっても蹄部に重大な刺傷を負う症例は初めてのことで、当初より獣医の見識に基づいた手探りの治療でした。痛みの原因すら特定できずに、また、介助なく立ち上がることが困難な状況が1ヶ月以上にも及びました。
立ち上がる際に馬房の壁で擦ったり、診療中に痛みで暴れないようにと馬体を固定されるロープなどにより、肉が露見するほどのひどい擦過傷が体中にあります。治療が長引き、日を増すごとにその傷も深く、そして範囲も広がっていきました。
そんなコムギを毎日、毎日支えてくれております。

コムギの担当厩務員さんは事故日より一日の休みも無くコムギの看護にあたっております。

本来であれば早朝からの業務(いま時期は本来 朝4:30頃から8:00頃まで。季節によって異なる)や夜の業務(20時頃から夜の食事を与える業務)が終了し、厩務員さんそれぞれが休憩に入る時間でも、コムギの診察や治療が終わるまで付きっきりです。ほぼ毎日のことで、これまでであれば既に休憩に入っている時間まで差し掛かっています。毎日、多くの時間がコムギの看護のために割かれているんです。
厩舎から直線距離で数十メートル程度の診療所まで行くのですら相当の時間が掛かります。コムギを上手に立ち上がらせ、痛い思いをする診療所へ行きたくないとの意思を示すコムギをなだめ、休んでは励まし、そしてまた休み、ゆっくりゆっくりと痛む脚を引きずり、三本の脚で歩んで行きます。

医療に関する見識を有するゆかさんはコムギの日常で少しでも健康を維持できるようにと、診療中も皆でコムギの脚腰のマッサージなどを続け、血流を良く保ち少しでも健常な脚への負担を減らすべく努めてくれております。
コムギの馬服についても、厩舎で持ち合わせていた馬服は麻袋のような生地でこれではコムギがかわいそうと、ゆかさんが手作りしてくれました。

馬房では横になっている時間の多いコムギのために、通常の何倍もの寝藁を使い、安全性や快適性が保たれるようにし、寝ていても食事が採り易いようにと新たに飼料を購入し、また容態の急変などに備えコムギの馬房に赤外線監視カメラを設置してくれました。
これらについては先生やゆかさんをはじめ、厩舎スタッフ総出で行ってくれていることです。


コムギ 診療中
コムギの監視カメラ

コムギが重傷を負った事実の他に、残念で、そして悔しくてならないのが、先生や厩舎のみなさんと掲げていた共通の目標が目の前からあっけなく消えていってしまったことです。

平成27年2月15日開催 第40回 黒ユリ賞

コムギはここを目標と定め日々励んでおりました。

先生曰く「事前に騒ぐと逃げていく」との事で、験を担いでいたことから、私はこれまで公の場では黒ユリ賞の「く」の字にも触れることはしませんでした。
もちろんその他の特別競走や重賞にだって出走させたいし、勝たせたいですよ。でも黒ユリ賞のそれとは想いの程がまったく異なります。

先生は預託当初から牝馬の頂点を目指すことのやり甲斐などについて話しており、一度命を失う寸前までいったコムギがそのステージに立ち、我々やファンのみなさんに夢をもたらしてくれるのではとの期待を抱いておりました。
コムギの能力は高く、持ち前の末脚で観る人を魅了し、ファンも多くおりました。
馬主である私自身が語るのは憚るのですが、決してはるか彼方の夢物語などではなかったと確信しております。

中島調教師が騎手としての現役時代、黒ユリ賞で勝利を挙げたこともあります。
最愛のパールを失った後にめぐり合ったコムギで必ずや牝馬の頂点にと静かなる闘志を燃やしてくれていたはずです。


預託馬に発生した重大事故に対し、管理責任を精一杯果たさねばと努めている先生はそのやるせなさを誰に、どこにぶつけることができますか。

これらについて、私が話さなければご自身で語られることはなかったと思われます。


中島厩舎は大きな規模の厩舎ではありません。商売も上手ではありません。

中島先生は日ごろ強く自己主張をすることはありません。いつも黙って話を聞いていることが多いです。でも焼酎が入ったら少し饒舌です。関係者の誰もが「真面目だ」と評価する、そんな調教師です。

ゆかさんは馬たちのためには口うるさいです。赤いコートの背中には「鬼嫁参上」と金文字で刺繍がされています。レース出走前には脚立を使い小さな体を駆使し、おおきなばん馬たちを飾りつけ愛情いっぱいで送り出す、そんな厩舎のおかみさんです。

担当厩務員のたかし君は業務中に大怪我をしたこともあります。でも辞めません。パールの担当も務めておりました。能力検査後の食事中、二頭揃って晴れ舞台のスタートゲートに立たせることが夢だと話してくれました。そんな働き者の厩務員です。

みんなの夢や目標は叶えることができなくなりました。
でも、コムギの看護が一番で、誰もそんなことには一言も触れません。

誰ひとり言葉にせずとも察することができます。



コムギ馬房前1

世界で一番若く、故に、世界で一番未熟なばんえい競馬馬主であるボクと縁を持った

アズキとコムギは

世界で一番あたたかく、そして世界で一番愛が溢れるばんえい競馬厩舎でこれからも過ごして行きます。

コムギとゆかさん



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13 : 27 : 17 | ブログ:アズキとコムギ | トラックバック(0) | コメント(1) | page top
コムギ 本日からの治療
2014 / 12 / 20 ( Sat )
みなさまおはようございます。

本日、まさにこれからコムギは新しい薬を投与いたします。
これまで使用してきた抗生物質や消炎剤では症状の改善が見られないが故の獣医による判断です。
屈腱への細菌感染の可能性があるようで、これで改善しなければ次の対応が分からないというところまできてしまいました。

使用するのはニューキロン系といわれる抗生物質です。副作用として腸炎を引き起こす恐れがあり、その後蹄葉炎へ発展することもあるそうです。
もちろん、その可能性が極めて高いなどということはなく、投与によって将来的にも何かの害がコムギの体内に蓄積され続けることはないと獣医より説明は受けております。

コムギを預託している中島厩舎さんでは過去に痛ましいことがありました。
腸炎、腹痛と聞くと、いけないとは思いつつもブラックパールのことが頭を過ぎります。
アズキとコムギはブラックパールを縁として中島厩舎さんへ預託されることになり現在に至ります。

獣医と厩舎のみなさん、そしてコムギを信じて居ります。

不安がないと言ったら嘘になります。
すがれるものなら何にでもすがりたい、そんな心境です。

パール
どうかコムギを守ってください
治療中のコムギ


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08 : 42 : 11 | ブログ:アズキとコムギ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
【お知らせ】コムギ朝調教攻め馬中の事故について
2014 / 12 / 20 ( Sat )
みなさまこんにちは

いつもアズコムへの応援をいただきありがとうございます。
コムギに対しましては多くの声援やお見舞いも頂戴し、皆さまのお心遣いに心より感謝申し上げます。

 去る11月8日に発生した攻め馬中の事故にて受傷したコムギの怪我についてですが、治療が長引いており、現時点に於いてもレース復帰の目処どころか、未だに痛めた脚を地に着くことすらままならない状況です。
事故後1ヶ月以上が経過しても治癒の見込みが立たない重傷事故となった現在、これ以上事実を伏せ続けることについては、ファンのみなさまに対して不誠実と映り、不信感を募らせることになるのではと危惧し、一定の情報を公開する決断をいたしました。
 
 これまで皆さまへ情報公開を避けていた理由は、ファンのみなさまのばんえい競馬に対する印象を守ろうと思慮したのと、一部の関係者への配慮です。
事故態様の一部などが知られることにより、あらぬ風聞などに発展し騒ぎが大きくなることなどは望んで居りませんでしたし、結果としてコムギがレース復帰し、以前のように活躍さえしてくれれば事故の事実は忘れ去られること、時間が解決してくれることであると考えておりました。

 これまで、預託厩舎サイドからしかお話を伺うことができなかったのですが、12月5日15時30分より、事故現場に於いて、預託厩舎調教師、担当厩務員、騎乗騎手の関係者一同および主催者であるばんえい競馬馬場管理室ご担当による事故実況検分が行われ、馬主である私自身も立ち会いました。
 これにて事故には直接的には関与しない第三者である主催者立会いの下、厩舎、騎手双方から事情を伺うことができましたので、公正に自身の見解を持つべく環境が整いました。

当日の検分を元に作成された事故報告書の内容を以下にお知らせいたします。
また、報告書に対する補足事項について、私自身の主観などは控えさせていただき、関係者の証言(私からの質問に対する回答を含む)による事実のみ以下に記載いたします。

平成26年12月7日 帯広市ばんえい競馬 馬場管理員 作成

【事故の原因及び発生当時の状況】
 11月8日午前6時00分頃、〇〇〇騎手が練習走路においてコムギ号の攻め馬していたところ、電光掲示盤付近でかじ棒が外れ、先端部が左前肢蹄冠部に当たり負傷した。(外れた原因は不明)
 かじ棒を縛り直して調教を再開しようとしたが同馬が痛がったために中止し、ゴール付近で道具を外し、6時22分頃調教師の指示で迎えに来た□□□きゅう務員に引き渡した。
 〇騎手は多少出血はみられたが、かじ棒が当たった程度と判断しその旨を□□□きゅう務員に伝え引き渡した。

【事故発生後の処置】 帰きゅうする時も左前肢を痛がり明らかに異常であったことから午前9時、診療所に連れて行き、獣医師の診察を受ける。診察の結果、左前肢蹄冠部10cm~15cmの刺傷と診断される。尚、蹄内部に5cm程の木片が残存しておりそれを取り出し適正な処置を行った。

上記が報告書原文写しです(騎手名、担当厩務員名は伏せました)。

ここからが検分に立会った私が、関係者の証言を整理したものです。

【報告書に対する補足事項】
担当厩務員による証言

1、担当厩務員が馬装および馬そり等一式を装着しコムギを練習場へ連れて行き、騎手と「頼んだよ」、「おう」といったようないつも通りのやり取りで調教依頼をし、厩務員はX1地点にコムギを置いていく。
2、その際、梶棒を結んでいる左右の紐を目視および手で触って「紐が輪っかをくぐっているか(注1)」の確認を行い立ち去った。これらの確認は常に実施している    ※(注1)ほどけにくく正しく結ばれている状態を指す
14、騎手はたいしたことはないと言っていたが、出血の状態や三本脚で歩いていることから「やばいんじゃないかな」と思い引き取った。厩舎までは終始三本脚で歩いて帰った。

騎手による証言

3、騎手が担当する調教対象馬がコムギの他に既に5~6頭居たため約30分程度はコムギが単独で待機していた。
4、騎手はコムギのそりに騎乗する際、後方から目視のみで左右の紐の確認を「パッと見ただけ」で済ませた。今回に限らず、いつも目視点検のみで、触っての点検などは行っていない。
5、騎乗開始時は紐はきちんと結ばれていたはず。そう考える理由は、仮に最初からほどけていたのであれば、第一障害をUターンしたあたりですぐに梶棒が外れてしまうからである。
6、騎乗後、(練習走路の)スタートゲートは通らず、第一障害付近をUターンし、第二障害を越え、X2の地点で梶棒が脱落し、コムギの左脚蹄部に衝突した。その際、かじ棒は外に開かず、下に落ちるように外れ、すぐに左前脚に当たった。コムギは悲鳴などは上げなかったものの、左前脚を上げ、三本脚で歩いたので、1~2歩してから走路上ですぐに止めた。
7、後方からの他馬の衝突などを懸念し、騎手自身の手で左梶棒を結び直し、X3の地点まで歩かせた。その際もコムギは常時、三本脚でしか歩けなかった。
8、その際左前脚蹄部から出血があり、血が流れ、したたる程度であったが、梶棒は折れていなかったし、梶棒の先に血はついていなかった。手で触って確認もしたところ、梶棒が当たっただけではないかと判断した。
9、事故発生時、練習走路内に於いて横で誰かが練習をしていたが誰かは分からない。また事故後、数人に「どうした」などと声をかけられたが誰かは一切覚えていない。
10、X3の地点でA調教師に出会い、頼んだ訳ではないが預託厩舎へ電話連絡をしてくれた。その後5分程度で担当厩務員が迎えに来た。
11、担当厩務員へコムギを引き渡す際にも、かじ棒が当たっただけでたいした事はないと思っていた。
15、騎手になって約8年だが、これまで100回近く、梶棒が外れたり、切れたりした経験はしているし、他者が外れるのも良く見ている。が、重大事故に至ったことはなかったため目視点検で済ませていた。
16、事故後は騎乗開始時に目視のみならず、手で触って確認をするようにしている。

担当厩務員および騎手の証言

12、迎えに来た担当厩務員に事故の詳しい説明などはしていないが、「ちょっと当たっただけなのに大げさなんだわこの馬」などと言い引き渡した。※この発言について再確認をしたところ、担当厩務員は「騎手がそのように発言していた」、騎手は「あやふやだが言ったかもしれない。」とそれぞれ証言。
13、引渡時、騎手は周囲に数人いたが誰かは覚えていない。担当厩務員は全員は覚えていないが、B騎手がいたことは記憶している。

調教師と騎手の証言

17、事故発生状況について、騎手は「一回目の往路でコムギは歩いていた」、「かじ棒が脱落後すぐに停めた」と証言するが、調教師は、隣で攻め馬をしていた目撃者C調教師より、「何回か往復した後の事故であり、コムギは坂を駆け下りていた。かじ棒が外れた後に、騎手が直ちに停止することなく進んだことも事故に繋がった一因ではないか」といった趣旨の事情を聞いている。また、傷の深さから、歩いていて当たった際に生じる程度ではなく、走っている際に蹴り上げ、その勢いにより突き刺さったものではないかと考える。よって、騎手の証言は事実と異なるのではないかと疑義が呈された。
18、騎手は一貫して「一回目なので歩かしていた」、「かじ棒が外れた後にすぐ止めた」と証言するが、「では、一回目なのは間違いがないか」との最終的な再確認に対し、「何回攻め馬を行うかについては、決まって居らず、その時々で異なる。担当厩務員の迎えが遅いと判断した際は5回程度行うこともあり、今回も何回目かは断言できない。」、「1ケ月も前のことなので記憶があいまいである。」との証言であった。

本件事故の過失見解についての証言

騎手の見解
19、自身が騎乗していたので、自分が悪いとは思う。が、過失割合となると6:4か7:3(騎手自身が6ないし7)くらいだと思う。理由としては、かじ棒の程度(道具としての品質状態)が悪いから刺さったこと、かじ棒を結んでいる紐がほどけた理由が分からないからである。

調教師および担当厩務員の見解
20、担当厩務員は確認をしてから引き渡し位置に置いており、騎乗まで待機時間があるにも関わらず、騎乗時に確認を怠ったことが原因であり、攻め馬中は事実上、騎手単独管理となるのですべて騎手の責任である。


【かじ棒】そりと馬とを繋ぐの木製の棒で、左右各一本ずつある。簡単には外れない特殊な結び方で紐で縛られ固定されている。
【攻め馬】障害の練習で、一般的に騎乗騎手が単独で行う。競馬場スタンドから見て右から左(往路)、その後、左から右(復路)と往復し、複数回実施される。レース当日など、軽めに仕上げる際は往路のみで済まされることもある。

                                       以 上
事故報告書 全体



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